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2024年04月11日

4月11日の記事

4月11日の記事

イヌマキです。




4月11日の記事

毎年、キオビエダシャクが大量発生するこの時期に薬剤散布と合わせて剪定をされてきたようです。



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裏手にはカイヅカイブキ。
庭は、建物とブロックの基礎で囲われており、水の逃げ道はなく、
土は固く締まり、湿気がたまっている感じでした。
木も元気がありません。
カイヅカイブキは、支柱がなければ強風で簡単に倒されてしまうくらい根元はグラついていました。

農薬散布と剪定の依頼でしたが、
農薬を散布すると、木と協力関係にある他の生きもの達にも影響を及ぼし、ますます木を弱らせてしまう。
木が弱れば、その木を枯らし土に還そうと自然は作用するので、またキオビエダシャクなどの木を弱らせる虫などが大量に発生する。
それでまた、農薬を散布し、ますます木が弱る・・・という悪循環です。
ここは人が痛めてしまった庭ですから、人の手で再生できるきっかけを作ってあげなくては・・・、
農薬を散布するのではなく、庭が元気を取り戻せるよう、処置をするのが先決なのでは、というようなお話をさせていただきました。
そして、今回はこれまで散布し続けた農薬を使うのをやめ、まずは庭の元気を取り戻そうということになりました。
水は浸透するものの、土の中の空気が動かず、湿気がこもるこちらの庭。
カイヅカイブキがある方は、あちこち土を掘りますが、根がほとんどありません。
イヌマキ側は、建物基礎の下に潜り込んだ根が数本と、元気なさげな根が地表10~15cmの浅いところにわずかにあるという感じでした。
基礎の下に根が潜り込んだのはそこの方がまだ空気と水の動きが庭よりもあるからということだと思います。
30年以上、毎年農薬を散布され続けた土の中はミミズなどの虫もおらず、命の気配がありませんでした。



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根がたくさん出てこれるように、溝、大きな縦穴、小さな縦穴には竹、枝葉、炭、くん炭、落葉を入れて土の中の空気と水に流れをつけるのと、微生物や菌糸の棲み処づくりです。
グランドカバーは全面に炭、くん炭、落葉をまいて今回は終了。
イヌマキの剪定はまだ時期が少し早い感じでしたので、改めてということになりました。


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毎日顔をのぞかせてくれたオキナワキノボリトカゲです。





Posted by 艸木 at 18:23│Comments(0)
 
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