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2018年09月08日

9月8日の記事

9月8日の記事

オリーブの台風対策です。
樹高5m弱、葉張りももすごいオリーブ。
こちらのお庭を手掛けたのは他社さんですが、オリーブの剪定を依頼したもののいつ対応できるかわからないと言われてしまいどうしたものかとお困りのお客さまからのご相談でした。
ご相談時はスマホで撮った写真を見せていただき、風あたりなどお庭の状況をお聞きしました。
支柱もないし、かなり風当りの強い場所とのことでしたので、台風が来たら倒木の可能性大の判断をさせていただきました。
オリーブは浅根なので、強風で倒れやすいです。
倒れなかったとしても、風で揺すられると根が切れてしまうこともあり、そうなると時間をかけて徐々に弱っていき、ついには枯れてしまうということになります。
沖縄でオリーブをちゃんと育てようと思ったら、風当りの弱い場所じゃないとなかなか難しいと思います。
植え場所さえハマれば見事に育ちます。
那覇のあるお宅では、たくさんの実をならす見事なオリーブがあったりもします。


9月8日の記事

台風シーズン真っ只中ですので、他の現場をいったん止めて対策してまいりました。
外側の太い幹2本は落としました。この幹に葉が茂ると余計に風で揺すられることになってしまうと判断したからです。
内側の2本の幹は様子をみながら、来年にでも半分くらいに詰めて樹高2mくらいで育てていければと思っています。

作業中、ちょっと強めの風が吹いただけで大きく揺すられる状況でした。
なので、剪定というより伐採のようになってしまいましたが、やむを得ない感じです。
幹の形状をみると、風に耐えるため風向きに合わせて変形させながら成長しているオリーブに感動してしまいました。
お客様のお話では、オリーブは3本植えていたのだけど2~3年前の台風で2本は倒れてしまい、この1本だけが奇跡的に倒れずにいてくれたとのことでした。

このたびの経験で思ったのですが、忙しくてお客様の対応ができないという造園屋さんからのご相談をお受けするって必要なのかもと思いました。なので、手が回らずお客様への細やかな対応ができなくてお困りの造園屋さんはご連絡くださいね。
よほどの大手造園会社でないかぎり、工期の無い現場を抱えているなどがあると身動きが取れなくなるのは本当によくわかります。
気になりつつも、対応できないって気持ちもよくわかります。
そんな時ご連絡をくだされば、その時だけ私の方で対応し、その後は作業の報告をして引き継ぎますので、お客様は安心できると思うのです。
造園屋はみんな仲間ですから、お客さまのためにも互いにサポートし合っていくってのもありだと感じたこのたびの出来事でした。



Posted by 艸木 at 20:52│Comments(0)
 
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