› 沖縄の石、土、木、庭のブログ。 › オリーブのこと
2018年10月17日
オリーブのこと
台風24号、25号による被害が各所に。
被害にあわれた皆さまにはお見舞い申し上げます。
台風後、同業者との話や、運転中にたまに見かけることで気になったのがオリーブの木のことです。
オリーブは強風に弱いのです。
強風により根が切れやすく、倒れやすいのです。
今回の台風でダメにってしまったオリーブをあちこちで目にします。
倒れてしまったオリーブを見ると、オリーブの大きさに見合う支柱がされていないか、支柱がまったくされていないというパターンです。
なので、今回は沖縄でオリーブとお付き合いしていくためには、支柱をどうしたら良いのかというお話しです。
沖縄でオリーブを育てようとしたら風当りの弱い場所に植えるのが良いのですが、それができないのであれば、オリーブにずっと支柱を付けるしかないと思います。
でも、支柱ならどんなタイプのものでも良いということではないのです。
先程も申し上げたようにオリーブの大きさに合わせた支柱が必要なのです。
いろんなタイプ支柱がありますが今回は3タイプのものをご紹介します。
オリーブを植える時って、樹高1.2~1.5mくらいで幹回りは指の太さくらいの小さいものを植えることが多いです。(なぜなら、オリーブはお値段がお高めだからですね)
その大きさだと、1本支柱で済ませる場合が多いように思います。
でも、オリーブは成長が早いので土壌条件にもよりますが1、2年もすると1本支柱ではオリーブを支えきれないことになります。
そんじゃ、そのあとはどうやって管理していくのかというと、オリーブの大きさに合わせて3脚鳥居支柱や4脚鳥居支柱のような感じで支柱をゴツくしていくしかないのです。
オリーブがまだあまり大きくなくて、根張りが少ない時点では支柱の作り直しは容易ですが、ある程度大きくなってくると土に支柱の柱差し込む穴を掘る際にオリーブの太根にぶつかってしまう可能性があります。
そうなると、もう支柱の建込はあきらめざるをえません。
太い根を切るとオリーブが枯れてしまう可能性が高いですから。
それじゃ、どうしたら良いのかとなってしまうのですが、最初から4脚鳥居支柱をしてみるってのも一つの方法だと思います。
「1.2~1.5mのひょろひょろのオリーブにごっつい4脚鳥居支柱なんてしてどうすんの?」
「支柱代金の方がオリーブより高いじゃないか?」などの非難の声も聞こえてきそうですが、もう少しお付き合いください。
支柱は直径6㎝のものだと4~5年くらいはもつと思います。直径7.5㎝のものだともっと長い期間もちます。
そうすると、植えてから1~2年くらいは支柱がごっつくて不釣り合いに見えますが、2~3年もするとややごついがちょうどよい感じになると思います。
支柱がダメになって作り替えをしなくちゃならない時も、もともとある4っつの穴を利用できるのでオリーブの根をあまり傷めずに済むと思うのです。
作り替えの際は、支柱の太さは直径7.5㎝の太いタイプをお勧めします。その方が強度もあり長持ちしますから。
それから、オリーブはあまり樹高を高くしないことと枝を密に茂らさないことをおすすめします。
低めにして、枝を透かすことで風にあまり揺らされないよういすることがオリーブを弱らせないためには大事なことだと思います。
オリーブは沖縄の気候風土に合っていないと言ってしまうとそれまでですが、台風が多い沖縄でオリーブを維持していくのは本当に大変なことなんです。
それから、オリーブの剪定にも「樹木の味方」おすすめです。
私は自分の小指より太い枝を切るときは必ず塗ってます。
「樹木の味方」1,000㏄ 4,428円(税込)
お問い合わせ、ご注文は下記まで。
atliresoumoku@yahoo.co.jp
携帯:090-9788-6739 菊地まで
ブログからも受付しておりますのでよろしくお願いいたします。
Posted by 艸木 at 16:38│Comments(0)