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2024年01月13日

1月13日の記事

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崩積みで土留めをしています。
石積みは土地の呼吸を塞ぐことなく土留めができる昔からの方法です。



1月13日の記事

着工前の写真。
小山に見えるのは着工前に敷地を草刈りしたときの刈草です。


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一般の方々はコンクリートで作られたL型の土留めの断面を見る機会があまりないかと思いましたので写真をのせますね。
このような土留めで土地を囲ってしまうと土中の空気と水の流れが滞ってしまい、木を植えても何だか元気がないとか弱くて病気がちってことにもつながってきます。
もし、これを読み、「うちの庭はコンクリートで囲われてる!だから木に元気ないんだ!」とお思いの方、ガッカリせずとも大丈夫。
ちゃんと救済する方法があります。そのあたりも手がけていく現場に応じ、いずれお話ししていきます。

幸い、こちらの現場では水の出口となる敷地境界がフルオープンでしたので、土地が呼吸をできる崩積みで土留めができることとなりました。


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崩積みでは作業工程として石の裏側に土を入れていくのですが、石の安定に支障のないところへは枝葉や落ち葉などの有機物を挟んでいくことでそこが微生物などの小さな生きもの達の棲み処となり、植えた木々もそこへと根を張り巡らせ、石積みをより安定させてくれます。
みんなで協力し合い、住む世界を成長させ安定させ調和させていこうという方向を目指すわけです。
ただ土を入れて転圧しただけでは空気と水の流れが不足したり滞り気味になる。
そういうことがわかっていると刈草を入れながら嬉しくなってくるわけです。草刈しながら愉快だなぁと思えて来るのです。
自然から出たものはありがたく、喜びに変換できるようになっている。ありがたい!




Posted by 艸木 at 07:57│Comments(0)
 
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