2019年11月24日
K邸屋上露天風呂の坪庭
K邸屋上露天風呂の坪庭、完成です。
蹲踞や燈籠がありつつ、素朴でほっこりとした坪庭。
幅3.5m 奥行1m、畳2枚ほどの小さな坪庭にいろいろと盛り込んでおります。
工事の経過を端折りながらですがご紹介します。
まず、工事初日は、山梨からはるばるやってきた甲州鞍馬石を運び入れました。
燈籠と手水鉢は山梨の石屋さんが手づくりしてくれたものです。
デザイン的なことや、屋上なので重量を抑えるためにメールで写真のやりとりしながらの仕事でした。
※石の色が完成写真と違って見えるのはウエットとドライの違いです。
燈籠や水鉢などメールの写真ではサイズ感というかボリュームがピンとこないので、沖縄に到着し、開梱するときはどうなっているのかドキドキでしたが、現場に入れ込んでいくとバッチリでした。
燈籠と蹲踞の次は、杉板を土で汚さず少しでも長持ちするよう石張りしたり、瓦をならべたり、立水栓隠しの石積みを終えたところです。
そして、光悦寺垣、カケヒ、低木、草ものが入ります。
1mほどの奥行なので蟄石、水門、手水鉢、燈籠、光悦寺垣とありますが、おさまりはピッチピチです。
あとはタマリュウを植えればばっちりというところです。
完成でーす。
甲州鞍馬石、長穂、和良石など、いくつもの地域から材料を集めての坪庭づくりとなりました。
屋上に露天風呂。楽しすぎます!
お風呂に入りながら、空を見上げればお月さまや満天の星空。
さらに月見酒という楽しみも。
目線を下げれば甲州鞍馬石の灯篭や蹲踞。
木の香りに包まれ、カケヒからの水の音もなんとも心地よい空間です。
先約の現場があったり、材料待ちや出張などで完成まで大変お待たせしてしまった現場ではございますが、お施主様にはとてもお喜びいただきホッとしております。
Posted by 艸木 at 06:50│Comments(0)
│作品集