2020年02月29日
津嘉山にある共同住宅通りの庭
拙ブログをご覧の皆さま、大変ご無沙汰しております。
今年初めての更新となりますのは、南風原町津嘉山にある共同住宅の道路沿いにつくらせていただきましたお庭です。
上の写真はオーナー様ご自宅の玄関アプローチです。
道路沿いに面する緑地と玄関アプローチとなる同一空間を木々と石で区切っております。
家を一歩出れば、様々なストレスに遭遇する機会も増えることとなるかと思います。
ご帰宅の際、手水鉢を眺めそうしたストレスを洗い流していただければとの想いでつくらせていただきました。
通り庭に植えたミニバラの花びらを浮かべてみました。
癒しを与えてくれるのではないでしょうか。
花が持つ力はすごいです。
感謝。
道路側からの眺めです。
台風などの自然災害から家族や大切なものを守るため、コンクリートの建物が多い沖縄です。
かつては、石積みや生垣などで作られていた敷地境界もブロック塀へと移り変わりました。
ひと昔前の風景は様変わりし、街中で身近に自然を感じることはなくなってしまいました。
自然が身近にあると、人間は自然の一部として生かされていることを感じやすくなるのではないでしょうか。
そのことを日々身近なところで感じられる場所がなくなることは人間の心にとって大きな損失と私は想っています。
なので、私は、街中、都市部において自然を創り直すことはとても大切だと考えているのです。
たとえ一軒でもそのような気持ちで緑化ができれば、それはとても嬉しいこと。
やがて、その点が、線となり、面となり、新しく風景が生まれてゆくこととなる希望を忘れず、尽力していければと想うのです。
Posted by 艸木 at 17:50│Comments(0)
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